中華料理で調味料とともに大事なのが調理器具です

中華料理では、調味料とともに調理器具もプロの味を出す大事な要素になります。

でも、中華料理の調理器具は意外と少ないんです。

中華鍋だけで、炒める・揚げる・煮込む・茹でる・焼く・蒸す(せいろと組み合わせて)など、いろいろな使い方ができるからです。

主な中華料理に使われる道具は以下の通り。

【中華鍋】
鍋底が丸くて口が広く、火のまわりがよい。
材質には鉄・アルミ・ステンレス製のものがあり、用途により使い分ける必用がある。

【鉄勺】
長い柄のついた鉄製の杓子。
主としてスープなどを移すのに用いるが、ほかに調味料を量ったり、炒めものなどの材料をかき混ぜるなど用途は広い。

【炸鏈】
小さな片手鍋のような形をしていて、穴がたくさんあいている。
スープの中から材料をすくいとったり、揚げ物の油切り、水切りなどに用いる。

【蒸籠】
底は竹製のすのこになっていて、何段にも重ねられる。
ひと回り大きい中華鍋の上にのせて蒸し、途中、湯が少なくなれば、鍋の縁から湯を足して使う。
小籠とよばれる小型の蒸籠は、料理が蒸し上がれば、そのまま食卓に出せる。

これらの道具をできる範囲で揃えて、家庭で中華料理のプロの味にチャレンジしてみましょう。